J Obstet Gynecol 2017年に報告された台湾の産婦人科医らは、非蒸散性エルビウム・ヤグ・レーザーを用いた治療で、性器と泌尿器の同時治療を目指しています。
研究者らは、30人の女性(平均年齢52.6±8.8歳)に対して、膣レーザーの治療をすることで、過活動膀胱と性機能の両面を確認しました。治療の3か月後、平均1時間のパッドテストは大幅に減少しました。過活動膀胱の4つの質問票での有意な改善が、治療後3か月で認められましたが、そのうちの2つでは12か月間持続しませんでした。
膣にレーザーを与えて、細胞を増やし、組織が血管を生み、血流を改善させます。過活動膀胱は、近年血流に注目されており、この報告は、その一つの証拠といえます。