英国の医学誌BMJに報告された最新の論文によると、デンマークの病院および外来クリニックのデータを用いて便秘と心血管疾患リスクとの関連を検討しました。
SundbØll J, et al. Constipation and risk of cardiovascular diseases: a Danish population-based matched cohort study. BMJ Open. 2020 Sep 1.
便秘患者8万3239例と便秘がない一般人83万2384例の2つを、マッチングという統計の手法で解析しました
その結果、
便秘は静脈血栓塞栓症、特に内臓静脈血栓症に強い関連が見られました
さらに、便秘と心筋梗塞、虚血性脳卒中、出血脳性卒中、抹消動脈疾患、心房細動または心房粗動、心不全との関連も認められました。この関連は、便秘の診断後最初の1年間が最も強く、緩下薬処方数の増加に伴って強くなったとのことです
やはり、便秘でいきみすぎるというのは、心臓に負担をかけるようです