日本では、間質性膀胱炎の一部は難病指定がされます。
間質性膀胱炎(ハンナ型)のうち医療費助成対象疾病(指定難病)になるのは、日本間質性膀胱炎研究会作成の重症度基準で重症の基準を満たす必要があります。都道府県から指定を受けた指定医(泌尿器科専門医であれば,申請すれば指定を受けられる)が,特定医療費支給認定の申請に必要な診断書を作成することができます。認定期間
は 1 年で,更新が必要です
日本間質性膀胱炎研究会作成の重症度基準
重症度 基 準
重症膀胱痛の程度* が 7 点から 10 点 かつ
排尿記録による最大 1 回排尿量が 100 mL 以下#中等症
重症と軽症以外
軽症
膀胱痛の程度* が 0 点から 3 点 かつ
排尿記録による最大 1 回排尿量が 200 mL 以上
*膀胱痛の程度(0~10 点)の質問
膀胱の痛みについて,「全くない」を 0,想像できる最大の強さを 10 としたとき,
平均した強さに最もよくあてはまるものを 1 つだけ選んで,その数字に○を付けてください
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
#膀胱痛は最も悪い時を指標とする。
最大 1 回排尿量については,観察期間中のある 1 日の排尿記録で
100 mL 以下であれば条件を満たすものとする。