新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、乳がんの検診が遅れている
そのため、乳がんで死亡する女性が増加するとの分析結果が、「Journal of the National Cancer Institute」に7月14日発表された。
米ウィスコンシン大学のOguzhan Alagoz氏は、「定期的なマンモグラフィ検診を受け損ねた女性に対するスクリーニング検査を優先的に行うべきだ」と論説している。
(写真はウィスコンシン州)
米国立がん研究所(NCI)のがん介入・サーベイランス・モデリング・ネットワーク(CISNET)が開発した3つの乳がんシミュレーション・モデルを用いた。
パンデミックの発生後6カ月間の乳がんの検診受診者数の減少や診断の遅れ、治療の中断が、今後の乳がんによる死亡者数の予測を人工知能で行った。
に乳がんによる超過死亡者数は2030年までに2,487人に上ると推定。
検診受診者数の減少に関連した死亡者数が950人、
乳がんの症状がある女性の診断の遅れに関連した死亡者数が1,314人、
ホルモン受容体陽性の早期乳がん患者に対する化学療法の削減に関連した死亡者数が151人。
この記事へのコメントはありません。