フランスの医師らは腹腔鏡でのメッシュ挿入による副作用もあることを報告しています。
Rectal injury during laparoscopic mesh removal after sacrocervicopexy
Ohad Gluck , Ehud Grinstein , Mija Blaganje , Nikolaus Veit-Rubin , Bruno Deval IUJ Video
このビデオでは、腹腔鏡下メッシュ挿入手術の後に、メッシュのトラブルがでてメッシュを取り外していた際に起きてしまった直腸の損傷について、述べていきます。
骨盤臓器脱を持つ患者(64歳)に対して、4年前、腹腔鏡下メッシュ挿入手術が行われましたが、術後は、座ることもできず、ひどく痛むなど、直腸の激しい痛みに悩まされていました。
医師が肛門から肛門挙筋を触診した際、メッシュが痛みの原因ではないかと考えました。そこで、メッシュ除去を提案しました。
そのメッシュは左側を腹腔鏡下で完全に除去することとなりました。この手術の間、直腸が破れていることがわかったので、二層縫合による緊急治療が追加されました。その後彼女の痛みは迅速かつ完全に解消しました。再発や術後合併症もありません。腹腔鏡手術はメッシュを切除するのに効果的な方法だと考えられます。手術中に出来た傷を認識するための高基準の確認ができるからです。
この記事へのコメントはありません。