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骨粗しょう症ビスフォスネート長期服用で非定型骨折リスク増大

カリフォルニア大学の研究者らが医学誌NEJMに投稿した論文によると、骨粗しょう症ビスフォスネート長期服用で非定型骨折リスク増大するとあります。

N Engl J Med
. 2020 Aug 20;383(8):743-753. doi: 10.1056/NEJMoa1916525.
Atypical Femur Fracture Risk versus Fragility Fracture Prevention with Bisphosphonates

 

ビスホスホネート(BP)は、破骨細胞の活動を阻害することで、骨の吸収を防ぐ医薬品です。 骨粗鬆症、変形性骨炎(骨ページェット病)、腫瘍の骨転移、多発性骨髄腫、骨形成不全症、その他骨の脆弱症を特徴とする疾患に用いられています。

 

BPを服用している50歳以上の女性患者19万6129例を対象に、非定型大腿骨骨折とビスホスホネートおよび他の危険因子との関連を2007年1月1日から2017年11月30日まで検討した研究です。

 

観察期間中、非定型大腿骨骨折が277件発生しました。

非定型骨折リスクはビスホスホネート使用期間に伴い増加し、使用期間3カ月未満に対する調整後ハザード比は3-5年未満で8.86、8年以上で43.51でした。

このほかの危険因子は、人種(白人に対するアジア人のハザード比4.84)、身長、体重、グルココルチコイド使用でした。

 

また、ビスホスホネート使用中止によって非定型骨折リスクが急速に低下したこともわかりました。

 

ビスフォスネートは以前から長期服用が問題視されています。

みなおしが重要と思われる研究結果です

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