ミシガン大学の研究者がAm J Obstet Gynecolに報告した研究では、バーチャル妊婦検診は評判がよいとわかった。
COVID-19流行のため妊婦検診は岐路に
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下で妊婦健診の頻度を減らすことが課題になっています。バーチャル受診を取り入れる妊婦健診モデルの効果を単施設で検証しました。
電子医療記録データを解析した結果の通院(実際の通院とバーチャル)の回数を研究しています。
週当たりの平均受診件数はCOVID-19モデル導入前の3カ月間で898件、導入後の3カ月間で761件と導入後に16.1%低下しています。
そのうちバーチャル受診が占める割合は10.8%から43.3%に増加しています。
無断キャンセルの平均発生率は4.3%から4.2%と変化がありませんでした。
バーチャル受診の実態
妊娠20週以降の妊婦1690例、医師103人が回答したオンライン調査をいしました。
バーチャル受診でケアへのアクセスが改善したと回答した割合は妊婦68.8%、医師96.1%でした。
バーチャル受診は安全だと回答した割合は53.3%、62.1%、バーチャル受診には血圧測定用カフが重要だと回答した割合は92.2%、95.5%でした。
COVID-19対応モデルに満足していると回答した割合は77.5%、83.1%だった。
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