menu

皮膚常在菌の移植で小児アトピー性皮膚炎が改善する

米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)研究者らがScience Translational Medicineに報告した論文によると、皮膚の善玉菌を移植するとアトピー性皮膚炎が改善する

アトピー性皮膚炎には、いまのところ決定的になるような治療法は見つかっていない。

20人の小児を対象に研究

 3~16歳のアトピー性皮膚炎小児患者20人を対象に実施されました。研究者らは、健康な人の肌から、皮膚に常在するRoseomonas mucosa(R. mucosa)と呼ばれるグラム陰性桿菌を単離して培養し、砂糖水と混ぜた溶液を治療に用いました。

この溶液を、はじめの3カ月間週に2回、最後の1カ月間は1日おきに、合計4カ月にわたって局所に塗布しています。

 その結果、4カ月後までに20人中17人で皮疹や痒みが50%以上緩和しました。副作用は重いものは生じなかったのです。治療効果は、身体のどこでも効果がありました。

COVID-19で重症の病気になる人もいれば、そうでない人もいるのはなぜですか?

オルガスムについて医学的に取り組むこと

関連記事

  1. 間質性膀胱炎/膀胱痛症候群:複数治療法の効果を科…

    間質性膀胱炎/膀胱痛症候群:複数治療法の効果を科学的に検証した大規模研究の意…

  2. 心臓発作の薬が変形性関節症に効果があるのでは?

    医学誌Ann Intern Medに発表された論文は、心臓発作の薬の意外な…

  3. 過活動膀胱症状と性機能を同時に治療することがトレ…

    J Obstet Gynecol 2017年に報告された台湾の産婦人科医ら…

  4. 間質性膀胱炎の生活と良くない薬

    膀胱部痛症候群とも呼ばれるこのイライラする障害は、女性につらい日々を与えてし…

  5. 線維筋痛症:運動が役立ちます

    医学誌BMJに報告された研究では、運動の効果がみとめられました。線維筋痛症…

  6. ハーバード大も骨盤臓器脱メッシュに慎重な構え

    ハーバード・ヘルス・ニュースレターは、次のように伝えています…

  7. アルツハイマー認知症とリンゴ

    2020年4月22日にオンラインで公開されたThe America…

  8. 尿もれのパッドテストが有効です。

    腹圧性尿失禁や骨盤臓器脱の手術をうける際に国際的に使われるのが尿もれのテス…

PAGE TOP