2005年から13年間の20歳以上の米国女性1万9791人を対象した研究では、腹圧性尿失禁・切迫性尿失禁・混合性尿失禁の加重有病率を推定したところ、切迫性尿失禁・混合性尿失禁が増えていた。
増えたのは、切迫性尿失禁と混合性尿失禁
2017-2018年の有病率は、腹圧性尿失禁45.9%、切迫性尿失禁31.1%、混合性尿失禁18.1%。
2005-2018年では、腹圧性および混合性尿失禁の全体的な有病率は変化していない
しかし、60歳以上の女性では混合性尿失禁の有病率が上昇した(P=0.001)。
切迫性尿失禁の有病率は、特に60歳以上の女性で有意に上昇した(P=0.002)。
腹圧性尿失禁の治療には細心の注意を
この論文から言えることは、腹圧性尿失禁を治療する場合、混合性尿失禁が悪化してしまうケースがあるため、慎重に治療すべきであるということ。
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